英語コーチのジニーです。
今日の記事は、大好きな映画を徹底的に英語学習にいかすやり方を紹介します。
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前回のブログでお話したように、
『好きこそものの上手なれ』というのは、英語学習においても
絶対の真実です。
englishcoach-maru.hatenablog.com
皆さんも、大好きな映画、何回見ても飽きないという映画があれば、
ぜひそれを徹底的に味わい尽くして英語の勉強にいかしてみましょう。
映画を英語で味わいつくすやり方
1.映画を見る
↓
2.原作を日本語で読む
↓
3.原作を英語で読む
↓
4.音声で聞く
具体的に説明します。
どんな映画を選ぶか?
- 自分の好きな映画
- 日常会話が多く話されている映画
- 原作がある映画
- 原作の日本語訳がある映画
- 原作本の音声が手に入ればなおさらいい
まずは、言わずもがな、自分の好きな映画を選んでください。
ネットでこれがおススメというものがたくさん出ていますが、
興味が持てないものはに対しては学習意欲が続きません。
何回見ても飽きない、見れば見るほど面白い、というものを選びましょう。
次に、話されている会話ですが、初心者には
日常会話多めのものがいいでしょう。
難解な推理もの、歴史もの、より普通の日常を描いた映画がおススメです。
学習して自分の中に取り入れ、使えるようにするのが英語学習の目的だとしたら、普段あんまり使う機会がなさそうな英語より、自分の日常に近いものがよい、というのがその理由です。
でも、
「普通の日常ドラマなんて興味ない、絶対にあの歴史推理映画がいい!」
という人はそれでもいいです。大事なのは本人のパッションですから、【好き】を第一優先にしてください。
次に、できれば原作があるものがおススメです。
理由は、リスニング、スピーキングのだけでなく、単語や表現を増やしたりするには
英語の本を読むことがとても効果的だからです。
このやり方は、徹底的にその映画の世界に入り込んで、言語ごとまるっとその世界に浸るというのがミソなので、映像、書物、音声、と多角的にアプローチしていきます。
でも、いきなり英語で書かれたものを読むのはハードルが高いですよね。
辞書を引きながら、ゆっくりだと読めるかもしれませんが、小説一冊読むのにそれだと何ヶ月、何年もかかりそう...
根性で読む?!
それだけはやめてくださいね。楽しくないでしょ。
それよりも、まずは日本語で書かれた原作本を読みましょう。
映画の世界をあなたの頭のなかで楽しんでください。
それから、英語の原作を読むのです。
この場合、一言一句わからなくても大丈夫です。
辞書はできるだけひかないようにしましょう。
もちろん、辞書禁止ってわけでないですよ。辞書引きたいけど、引けない、つらい…って思うくらいならどうぞ調べてくださいね。
ただし、一つ一つ確認して、お話の筋を楽しめないようにならないように気をつけてください。大事なのは英語でその世界をたのしむことです。
日本語の本を横に置いて、平行して読んでもいいかもしれません。
逐一、訳されてはいないはずなので、
「何でこの単語、日本語訳にないんだろう?」と気になるところもあるかも知れませんが、細かいところは気にせず、丸ごとそのストーリーを英語で味わってください。
よくわかるところとわからないところがあるかもしれませんが、わからないところはささっと読み飛ばしてもいいんです。今、この場面だな、こういうこと言ってるんだな、というのがわかる程度でも大丈夫。
大事なことは、とにかく最後まで読むこと!
まずは、1冊読み終わってださい。
読み終えるころには、英語がずいぶんすんなり頭に入ってくることが実感できるはずです。
さらに、もっと深めるには、映像で楽しみ、読書によって頭の中で楽しんだストーリーを耳で聞いて見ましょう。
今は、ずいぶん多くの音声素材が手に入る時代になりました。朗読CDが売られていることもあるし、アマゾンなどのオーディオコンテンツで簡単に手に入れることができます。
リスニングのよいところは、何かをしながら片手間に聞くこともできるということです。もうストーリーは知っているので、多少耳で聞いてわからない単語があっても、頭の中には場面が浮かぶのではないでしょうか?
リスニングが苦手であまり聞き取れないという人は、本を見ながら聞いたらいいですね。そういうやり方で少し続けていくと、リスニング力は飛躍的に伸びます。絶対の保証つきです。
私が使ってよかった映画素材
私が一番初めに読んだ映画の原作本は『フィールド・オブ・ドリームス』でした。
映画はこれ。
当時、大人気だったケビン・コスナーが主演の野球をテーマにしたお話。地味だけれど、人間への愛があふれた感動的な映画です。
原作の題名は「シューレス・ジョー」と言います。
映画には描かれていない場面や、設定が違っていて、ちょっと違う印象ですが、より深みのあるストーリーでした。
よくわからないところもあったけど、とにかく読みたくて読んだ初めてのペーパーバック。読み終わったときは、すごくうれしかったです。
当時(年がばれる…)はまだ音声素材はなかったので、耳では聞けなかったな~
この『ペネロピ』も映画が良かったから原作を読みました。
魔法で豚の鼻になっちゃった女の子のストーリーがとてもよかった。
英語学習で使い倒すのにおススメの映画
1.wonder
大人も子どもも楽しめる深い内容の作品です。
使われている英語が簡単なのもいいですね。
中学生からでも読めると思います。
親子で一緒にどうぞ。
2.HOLES
映画にはシガニー・ウィーバーが出ています。
ストーリーがとても面白い。
うちの子達も大好きで、何回も見ています。
絶対のおススメ。
3.チャーリーとチョコレート工場
ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の大ヒット映画
原作のロアルド・ダールが自ら録音した音声素材が手に入ります。
ウィリー・ウォンカの描かれ方が映画と原作はずいぶん違うんですよ。
ぜひ確かめてみてください。
以上、映画を英語で味わいつくす勉強法でした。
英語の学び方のご質問を受け付けています。
皆さんのおススメ映画もおしえてくださいね。