チエ@英語コーチ の【まいにちえいご】

楽しい英語はやり方次第。さぁ、英語にハマろう!

英語に自信をなくしたあなたへ伝えたい逆転の発想法

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英語を真剣に勉強していると、必ず自分の英語に自信をなくしてしまう時があります。

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この記事では、そんな時どうしたらいいの?
というヒントになるような逆転の発想法をお伝えします。

英語に自信をなくすとき

英語を真剣に勉強して、使える英語を身につけようとがんばっている人なら誰でも、自信をなくしてしまうような経験をしたことがあるはずです。

特に、外国の人と思うように話せなかった時の情けなさは
何ともつらいものですね。

「言いたいことがどうしても伝えられなくて、あきれた顔された(ような気がした)」

「気まずい沈黙に陥った」

「しぼりだした単語がぜんぜん違う意味で、ますますわけがわからなくなった」

「あせってパニックになり、笑われた」

「後から考えたら簡単な単語なのに、とっさに出てこなかった」

「何回も聞きなおされた」

こんな経験、きっと誰にでもあることでしょう。

自分の英語のできなさを突きつけられて、
すっかり自信をなくしてしまうかもしれません。

それ以来、英語を話すことがこわくなった人もいることでしょう。

私も何度もそういう気持ちになりました。

恥ずかしいやら、情けないやら、で
顔が真っ赤になるようなことを何度も経験しています。

今でこそ、たいていのとこが言えるようになったし、
加えて、年齢を重ね(オバさんになって 笑)、
そういう初々しい気持ちもなくなり、
間違った単語を言っちゃおうが、
ちょっとくらい変な顔されようが、へいき!

英語を話して落ち込むことはほとんどなくなってきました。

でも、
昔は、よく自信を喪失することがありました。 

そこで、今日は、過去の私、そして、この記事を読んでいる皆さんに

英語に自信をなくした時こそ、あなたは成長している

と言うことを、お伝えします!

完全に自信を喪失したM君のこと


ここで、

一人の高校生の話をします。

高校2年のM君は、
お母さんが、小さい頃から英語教育に熱心だった
こともあって、
同年代のお子さんに比べたら、
よく英語が話せるお子さんでした。

英検2級の面接もパスしたし、
校外模試のスピーキングで満点をとったりした
こともあって、英語を話すことには結構自信がありました。

そんな彼が、ある外国人と日本人との交流の場で
司会を引き受けることになったのです。

他の日本人の子より英語が上手いのは自分も周りも認めていたので、割と気軽に引き受けたそうです。

しかし、1対1の会話には比較的慣れていたM君も
大勢の人の前での司会となると、緊張感も相まって
思ったほど上手く話すことができませんでした。

司会としては十分役目を果たせたのですが、
途中で言葉が詰まったこともあったし、
自分でも変だと思う表現になってしまったりしました。

M君はこれを失敗と思ってしまい
「ぐぁーー!」って感じで、
けっこう落ち込んでしまいました。

見ていた周りは、
「M、すごーい!」って評価だったのに、です。

「こんな下手な英語で司会なんて恥ずかしい」
と思ったM君は、
次の日の司会はやりたくないと言い出しました。

そこで、私はM君に、次のような話をしました。

そして、ポジティブな考え方に切り替えた彼は
勇気を出して、次の日の司会をやり遂げ、
さらに前へ進む勇気を取り戻したのです。

M君に伝えたことは以下のようなことです。

1.自分を一学習者として客観的に見る

上手くやれない自分を見せつけられ、
向き合わないといけないのは誰にでもつらいこと。

情けなさや恥ずかしさの感情も沸き起こることでしょう。

こんな時は、
自分を客観的に外から眺める視点を持つ
のがおすすめです。

冷静に外から自分を見てみたら、
実はそんなに恥ずかしいことでもみっともないことでもないかもしれませんよ。

英語を勉強中の人が上手く話せないこと、
がんばって伝えようと努力していること、
間違った単語を使っていること、

他の人の目で見て、こういう人を笑います?
恥ずかしいですか?

外国の人が一生懸命に日本語を話しているのを見て、
笑いませんよね?

人は(日本人は特に)、
自分に対して意識を強く持ちすぎる傾向にあります。

それは、時に失敗にばかり目を向けることにつながり、
学習にとって、マイナスの結果になることがあります。

私は英語コーチですが、
学習者の皆さんには
自分の中にコーチであるもう一人の自分をもつ
ことをお勧めしています。

M君も、自分を冷静に見てみると
「落ち込むこともないな」って思えたようでした。

2.英語学習はトライ&エラーの繰り返し

英語に限らず何かを身につける際に、
絶対に不可欠なのは
トライ&エラーの繰り返しです。

このトライ&エラーをたくさんすればするほど、
身になる学習が進んでいきます。

大事なのは、
トライなくしてエラーはない
ということ。

たとえ、失敗をしたとしても
それは学習の大きな一歩であり、
次のトライへのステップになるということを
よくよく自分に伝えましょう。

M君は、他の人がやりたがらないことをあえて引き受け
トライの機会を自分でゲットしました。

これは伸びる学習者に必須の姿勢です。

目の前のひとつの失敗にとらわれず、
英語力を伸ばすという大きな目的に照らし合わせた時、
次のトライの機会を逃さないというのが、
M君の当然の選択でした。

3.失敗こそ学習の定着に効果的

記憶のメカニズムは、
人の顔を覚えるときのことを考えるとわかりやすいです。

あなたはどうやって人の顔を覚えますか?

何回か会ううちに
「あー、あの人」という感じで認識できるようになりますね。

それとは別に、
たった一度しか会ってないのに忘れられない人がいます。

どんな人ですか?

とっても素敵な人
声やヘアスタイルなどが特徴的な人
変わった人
誰かに似てる人

など、一度で覚えた人は、
何か強い印象をあなたの心に残しているはずです。

言語も同じこと

単語帳などで淡々と覚えた単語やフレーズは
何回も繰り返しすことで、記憶に定着させる必要があります。

でも、強い印象とともに入ってきたものは、
人の顔と同じように、たったの一度であなたの記憶に残ります。

失敗はその強い印象の最たるもの。

失敗したらラッキー!
の理由はそれです。

そこで学んだものは、もうあなたのものです。

私にも、そうやって自分のものにして単語やフレーズがたくさんあります。

M君も今回のトライで学んだものは
きっと次から使える強力な武器になったはずです。

まとめ

今回の記事では、英語で失敗をしたと思って、自信をなくした時に使える逆転の発想法をお伝えしました。
繰り返しますが、英語で自信をなくしていると時、それはあなたが成長している瞬間です!

逆手の発想でポジティブに見方を変えて、次の学びにいかしましょう。

Keep on Trying !